ブログに今まで、出てこなかったUV硬化パテ!!!
通称「UVパテ」

鈑金事業者の方々から、
「パテの乾燥時間がなんとかならないのか~?」
製造ライン担当者からは、
「光硬化が当たり前の世界になってるよ!」
という話をヒントに、数年前から開発を初めてきました。
全国の自動車板金業者様からのご協力を頂き、
UV硬化型パテのユーザビリティテストも同時に行ってきました。

そして完成したのが、
こんなUV硬化パテ、UVパテです。

特徴は・・・
☆無溶剤のスチレンフリー 特化則対応
 揮発性有機化合物(VOC)の排出量削減
☆驚きの硬化速度(最短で10秒~30秒※25℃時)
 車両あたりの処理コストを削減(スループットの向上による人件費削減)
☆作業待ち時間短縮 
 硬化時間10~30秒と圧倒的に短いため作業の中断がなくなる。
☆トータル性能は、従来製品と同等または同等以上
加熱しない・硬化後の収縮率がほぼゼロのため、高張力鋼板等へひずみの影響がほぼゼロのため、納車後のヒケや収縮によるキワの目立ちもなくなりクレームも“Ø”へ
☆硬化剤不要 ・ ポットライフが長い(紫外線でのみ硬化するため)
UVによる光硬化方式なので、硬化剤は不要。
また、硬化剤を使用しないためポットライフが長く、しごき時間を気にする必要がなくなります。
☆パテ練り不要
硬化剤と混ぜ合わせる作業やエア抜き作業(脱泡処理済み)が必要ありません。
☆硬化後のヒケや収縮が“Ø”
超高張力鋼板・防錆鋼板・アルミ素材対応
(注意:より強い密着が必要な場合はプライマーが必要です。)
☆用途に応じた柔軟性と追随性
塗付する基剤(鉄・樹脂・木工等)に合わせた柔軟性・硬さ・追従性
☆塗付時粘度調整が簡単
特殊モノマーによる粘度調整や湯煎・パネルヒーター・ヒーターガンを使用することにより初期粘度の調整が可能
(注意:標準粘度から低い・緩い方への調整が可能)

製品紹介
★EX-ZERO 中間仕上げ用
通常の板金補修に加え、収縮性がほぼゼロのため、高張力鋼板等の熱によるひずみがでる場所等にも最適。
パネル補修やFRPバンパー、PPバンパー修理(要 専用プライマ)にも使用できます。


★EX-Ⅰ厚盛
ZEROよりも厚盛りしたい場合に使用します。
ボディー穴埋めやFRP・PPバンパー補修等にも使用可能(要専用プライマ)


★EX-Ⅰファイバー入り 鈑金パテ
高張力鋼板をしようしたドア等の修復やボディの穴埋め等の強度が必要な場所に使用できます。
板金で修復しきれない歪を、グラスファイバーを入れることにより強度を確保し、伸びた鋼板(ベコベコした)に保持・合成を上げるときに使用できます。
【動画】従来のEX-Ⅰに、グラスファイバー3mmを10%含有。
【参考】グラスファイバー0.3mm含有した試作品もあり、使用方法や応用を検討しています。

★EX-Ⅱ 樹脂用
樹脂製品の補修に最適です。
バンパー等の柔軟性・追従性が必要な場所に使用できます。


★EX-Ⅲ ウッドパネル等
本製品の中で透明性に優れているためウッドパネルの補修等に適しています。
プライマーやシーラー等の目止剤と一緒に使用することにより、より密着性が向上し、パテの吸い込みが抑えられます。


★EX-Ⅳ カーボン等
カーボンの巣穴埋め等に最適
プライマーやシーラー等の目止剤と一緒に使用することにより、より密着性が向上し、パテの吸い込みが抑えられます。


★プライマー
1液型UVプライマーで、トルエン・キシレンを含みません。
難接着基剤との付着力を向上させます。


★粘度調整用希釈剤
EX-Ⅰ・Ⅱ用の塗付時の粘度を下げたいときに使用する粘度調整用希釈剤です。
EX-Ⅰの使用量の5~10%添加して使用します。


☆ UV硬化型パテ『Glanz』の特性 ☆
温度サイクルテストは、自動車メーカーが推奨するテストの倍以上行い、かつ低温から高温にまたは高温から低温に移行させる前の常温戻しを行わず、基材に急峻な膨張・収縮を行わせ、基材に対してパテがどれくらい追従するか、それによるクラックの発生や浮きを確認しています。
※記載内容は弊社実験値及び結果であり規格値ではございません。
※今回の研削量は飽くまで手研摩での結果になりますので、結果については従来のパテ(他社)のものとの比較と捉えてください。