皆様、こんにちは。「Glanz neo」開発チームです。製品をお使いいただくお客様から、日々様々なお声を頂戴しておりますが、今回は私達開発チームも驚きを隠せない、非常に興味深い実験レポートをお送りいただきましたので、皆様にご紹介させていただきます。
自動車の板金塗装や、バイクのカスタム、DIYでの金属加工など、様々な場面で活躍する「パテ」。単に凹みを埋め、表面を滑らかにするためのものだと思われがちですが、その真価は「いかに長期間、対象物を保護し続けられるか」にあります。
「仕上げた直後は綺麗だったのに、数ヶ月で塗装が浮いてきた…」
「パテを埋めた箇所から、また錆が発生してしまった…」
このようなご経験はございませんでしょうか。それは、パテが持つ「密着性」と「防錆性」が、過酷な環境に耐えられなかった結果かもしれません。
今回お客様が実施してくださったのは、まさにそのパテの”真の実力”を浮き彫りにする、非常に過酷な比較テストでした。本物の性能とは何か、その答えがここにあります。
テスト概要:1年以上の放置、4年以上の屋外放置という、情け容赦のない比較実験
今回の実験内容は、極めてシンプルかつ、過酷なものです。
実験素材: 塗装などの下地処理を一切行っていない「むき出しの鉄板」
比較対象: 「Glanz neo」と、一般的に流通している「他社製パテ」
実験環境: パテを鉄板に塗布し、雨風や紫外線、昼夜の寒暖差に晒される「屋外」で、4年以上にわたり放置する。
自動車のボディのように、幾重にも塗装が施された保護環境とは全く異なります。いわば、パテの性能を丸裸にするような、非常に厳しい条件です。
そして1年後、4年後その実験結果(写真、動画、レポート)は私達の元に届けられました。そこに広がっていたのは、私達の予想を遥かに超える、衝撃的な光景でした。


左写真について
右側が「Glanz neo」、そして左側が「他社製品」です。
一見してその差がお分かりいただけるかと思いますが、ここからさらに詳しく、その”中身”を見ていきましょう。
【結果①】1年後の外観比較:”キワ”に現れた決定的な性能差
まず、1年以上経過した時点での、それぞれのパテの状態です。
■他社製品:キワから剥がれ、内部で錆が進行
左側の他社製品は、残念ながら見るも無残な状態でした。パテの縁である「キワ」の部分がめくれ上がるように浮いてしまい、そこから水が浸入したことは明らかです。
なぜ、キワから劣化が始まるのでしょうか。
考察 1.
パテが硬化する際の「硬化収縮」や、母材である鉄板との「熱膨張率」の違い。
考察 2.
作業時の照射不足。または波長が異なる。
考察 3.
雨水等の吸水による加水分解。さらに太陽光により雨水が温められ加速した。
考察 4.
温度変化によって鉄とパテがそれぞれ伸縮する際、その動きに追従できない硬いだけのパテは、密着力が弱いキワから剥がれてた。
一度できた隙間は、雨水などの格好の侵入口となります。毛細管現象によって水はパテの下にどんどん吸い込まれ、むき出しの鉄板は酸素と水に触れ、瞬く間に錆びていきます。発生した錆は体積を膨張させ、内側からパテをさらに押し上げ、剥離を加速させる…という負のスパイラルに陥ります。
お客様のレポートにも「他社メーカーのパテは、数か月でキワが浮いてきて、そこから水が入り込み、パテの下地に浸食し錆が広がり、密着力が落ちた」と記されていました。まさに、この典型的な劣化が起こっていたのです。
■Glanz neo:鉄壁のガードで水の侵入を許さない
一方、右側の「Glanz neo」はどうでしょうか。
1年以上もの間、風雨に晒され続けたにもかかわらず、キワの浮きや剥がれは一切見当たりません。まるで昨日塗ったかのような健全な状態を保ち、鉄板との境界線は完璧に維持されています。
これは、「Glanz neo」が単に硬いだけでなく、硬化後も適度な「柔軟性」と「追従性」を保持していることの証です。温度変化による鉄板の伸縮にしなやかに追従し、強力な密着力で文字通り「食らいついて」離さないため、劣化の起点となるキワの浮きを発生させないのです。水の侵入口がなければ、当然、下地が錆びることもありません。
この時点でも性能差は明らかですが、本当の実力差は、次のテストでさらに浮き彫りになります。
【結果②】剥離テスト:タガネが証明した”異次元の密着力”
次に、お客様はさらに一歩踏み込んだテストを行ってくださいました。それは、金属の加工にも使われる硬い工具「タガネ」を使い、パテを強制的に剥がすというものです。これにより、パテがどれほどの力で鉄板に密着しているのか、その”本性”が暴かれます。
■他社製品:跡形もなく剥がれ落ちる「界面剥離」
レポートには「鉄板にパテが残ることなく、きれいに剥がれた」とあります。
これは、パテと鉄板の接着面(界面)が完全に分離してしまう「界面剥離」と呼ばれる現象です。密着力が完全に失われているため、何の抵抗もなく”ペリッ”と剥がれてしまったのです。これでは、たとえ一時的に凹みを埋めることができても、長期的な構造体の一部として、母材を保護する役割は全く果たせていないことになります。
■Glanz neo:タガネを跳ね返すほどの「凝集破壊」レベルの密着
対する「Glanz neo」の結果は、衝撃的でした。
レポートには、こう記されています。「タガネで鉄板から、パテを剥がそうとしてもなかなか剥がれない」。
これは、パテと鉄板の接着力が、パテ自体の素材強度を上回っていることを意味します。剥がそうとすると、接着面(界面)で剥がれるのではなく、パテの材料そのものが破壊される「凝集破壊」という現象が起きるのです。
さらに驚くべきは、その続きです。
「鉄板には1膜パテが残っている」
これは決定的です。つまり、仮に強引に剥がしたとしても、薄いパテの膜が最後の砦として鉄板に残り、錆から保護し続けようとするのです。これは、配合されている特殊な高機能樹脂が、鉄板の分子レベルにまで食い込むように強力な化学的結合を形成しているからに他なりません。「Glanz neo」の密着力が、いかに異次元であるかをお分かりいただけたかと思います。
結論:パテ選びは「未来への投資」。信頼できる製品選びを。
今回の貴重なレポートは、私達にパテ選びの本質を改めて教えてくれました。
仕上がりの美しさや、研磨のしやすさといった「作業性」はもちろん重要です。しかし、それ以上に大切なのは、5年後、10年後も変わらずに母材を守り抜く「長期信頼性」です。
その場しのぎの補修は、結局、数か月後に再発する錆や剥がれとの戦いを生むだけです。初めから信頼性の高い製品を選ぶことこそが、結果的に時間もコストも、そして何より大切な愛車や作品への想いを守ることに繋がります。
今回、身をもって製品の実力を証明してくださったお客様には、開発チーム一同、心より感謝申し上げます。
「Glanz neo」は、プロの厳しい要求に応えるべく開発された製品ですが、本物のクオリティを追求するすべての皆様に、自信を持ってお届けできる製品です。この圧倒的な密着性と防錆性能を、ぜひあなたの手でご体感ください。