UVパテ(光硬化パテ)は紫外線で硬化するパテのことを指します。
UV硬化製品を導入後の変化
導入後の変化等について当社製品のユーザー様からのご意見を頂きました。
当社ユーザー様から多く聞かれるのは「作業時間の大幅短縮」による生産性アップ・人材不足解消・利益増加などです。
例えば
- 生産ラインでは、24時間に1個しか出来なかった製品が、3~5個製造できるようになった
- 現場作業に追われ伝票整理ができない・休み時間がとれなかったが、時間に余裕ができ接客までできるようになった
- 生産計画が、楽に組めるようになった
- 工法と組み合わせることにより、作業性が向上し時間短縮できるようになった
- 新人の技術研修に1年以上掛かっていたものが早ければ1週間、遅くても1か月で習得できるようになった
などなど、一つ解決するだけで他の悩みを同時に解決できることが多いようです。
ただし、導入直後は慣れるまでが大変だったが、1週間もすると「もう2液には戻れない」との声を聞きます。
UVパテのメリットとデメリット
メリット
- トータルの作業時間が圧倒的に低減される!
硬化時間が短い、硬化後すぐに研磨可能
硬化剤不要・配合比計測不要・練り合わせ不要による時間短縮!
パテベラ等の洗浄が不要 - 厚盛りから仕上げまで一種類のパテで作業が完結。(当社製品Glanz neo)
- 余ったパテは再利用可能なので廃棄が無い
- スチレン等の溶剤を一切使用していない無溶剤タイプなので旧塗膜への影響がない
- パテ痩せが無い
UV照射中にパテが約5%収縮するが硬化後はほぼ収縮しない
不飽和ポリエステルなどに比べ、硬化時の収縮率が低い - 紫外線を当てない限り硬化しないのでパテ付けを追求できる
- 巣穴が空きにくい
- 溶剤や塗料の吸い込みがほぼ無い
- 研磨性は2液性パテと同等または上
- エポキシ系樹脂なので水分をほぼ通さない
- エポキシ系樹脂なので、2液性(ポリエステル樹脂)よりも密着が良好
- 当社製品ハンディLED照射機UXH -10GNDを使うことでパテの重ね付けを足付け無しで行える
デメリット
- 2液性パテと比べ価格が高い
- 紫外線で硬化するので太陽の光を遮断する必要がある。
- プライマーを塗布する工程がある(例.PP、輸入車の亜鉛メッキ鋼板など)
- パテが乳白半透明なので慣れが必要
- 作業に慣れが必要(パテを盛りすぎてしまう・乳白半透明なのでパテのキワが見えづらい等)
- UV照射機が必要・UV照射機が高価である
- 紫外線用保護面等の保護具が必要
- 広範囲の照射は腕が疲れる(UXH-10使用時)