『現在使用している紫外線照射機が使用できますか?』
というお問い合わせが増えてきましたので、回答させて頂きます。
回答:
 使用可能ですが、下記注意点がございます。
 それは、ランプから発生する発熱量と出力している紫外線波長の違いです。
 - 熱量に関しましては、ワット数が弊社の3倍あるため発熱量も3倍に増えますので、鋼板温度の管理が必要です。
 - 使用しているUVランプの違いから、ランプから放出される紫外線波長が異なりますので、硬化時間や密着性に影響が出ます。
弊社パテ、ヘッドライトコーティングをご使用頂く前に、お客様にて必ず硬化性と密着性を確認してからご使用ください。
 ※下記結果も、あくまでも一例です。なるべく弊社製品UV-400をご使用ください。弊社では他社の紫外線照射装置に対する硬化テストや密着テスト等を行っていません。
先日、カーコンビニ倶楽部加盟店様にて数件デモする機会がありましたのでご報告いたします。
 加盟店様でご使用している紫外線照射機の使用は下記のとおりです。
 AC200V ランプ電力1200W(120W/cm × 10cm)
☆注意1 ランプから発生する熱量☆
 ランプのワット数が大きい分、発熱量も大きいので基材(鋼板やバンパー等の樹脂)温度が急上昇します。
 集中照射すると、あっという間に、100℃を超えます。
 この熱により、鋼板が歪んだり、パテが沸いたりしますので注意を払ってください。
 ★対策1-1:
 基材より照射機を10cm程度離した位置で、一か所集中的に照射せず、揺らしながら照射します。
 この時の完全硬化するまでにかかった時間は、30秒程度です。
 硬化が不十分と考えられる場合は、直近にて数秒間照射します。
 ★対策1-2:
 基材に風を当て冷やしながら、照射する。
 ★対策1-3:
 ランプからの熱が、基材にダイレクトに伝わらないように、遮熱フィルタを取り付ける。
☆注意2 ランプの寿命☆
ランプの使用時間が使用規定時間をオーバーしている場合、紫外線の照射量(強度)が半減または、ほとんど出力しなくなります。
 ★予防:
 照射機メーカーが推奨する時間が過ぎたら、なるべくランプの交換をしましょう。
 パテ等の硬化時間が遅くなったり、硬化不良の原因になります。
☆注意3 紫外線波長の違い☆
 ランプより放出される紫外線波長や照射強度が異なるため、硬化不良を起こす場合があります。
 必ず、お客様自身で硬化性・密着性をご確認の上、ご使用ください。

※上記、他社紫外線照射装置の使用に関しましては、保証をするものではありません。
 また不具合、不都合が生じた場合についても、弊社では一切の責任を負いません。