近年、自動車鈑金塗装の現場で注目を集めているのが UVパテ(光硬化パテ)です。
UVパテ(光硬化パテ)は、可視光・紫外線などの光を照射することで硬化するパテのことです。従来のパテのように硬化剤を混ぜて使う必要がなく、短時間で硬化するのが特徴です。
UVパテは、自動車の板金塗装、工業塗装関連、リペア補修、フィギュアの製作、アクセサリー製作など、様々な用途で使用されています。硬化速度が速く、作業効率が良いため、DIYやプロの現場でも重宝されています。
この記事では、そんなUVパテのメリットとデメリット、またおすすめの光硬化パテについても詳しくご紹介します。
UVパテ(光硬化パテ)を使用するメリット
- 硬化速度が速い: 可視光・UVを照射後、数秒~数十秒で硬化するため、作業時間を大幅に短縮できます。(照射機の能力により、数分かかる場合がある)
- 硬化後の収縮が少ない: 揮発成分を含まないため、硬化後の収縮が少なく、精密な作業に適しています。
- 混合の手間がない: 主剤と硬化剤を混ぜる必要がなく、計量の手間や配合ミスを防ぐことができます。
- 研磨性が高い: 一昔前のUVパテとは異なり、研磨性が良く、2液型パテと同等かそれ以上性能があります。
- 雰囲気温度に左右されにくい:冬場等の低温時でも硬化性が良好です。
- 水を吸いにくい:2液型パテと比較し、水分の吸収がほとんどないため、鉄板等の下地が錆びにくい特徴があります。
- ポットライフ(可使時間)が長い:光を照射しない限り硬化しないことから、余った材料はもとに戻すことができます。
UVパテ(光硬化パテ)を使用するデメリット
- 光が届かないと硬化しない: 影になる部分や深い部分には光が届きにくいため、硬化不良が起こる可能性があります。
- 厚膜、着色したものは硬化しにくい:光硬化製品は、特定の光を吸収し、硬化を開始します。着色剤は、この光を吸収または反射するため、深部まで光が届きにくくなり、厚い膜を硬化できなくなります。
よって、光を透過させることが重要です!! - 太陽光の下で作業できない:UVパテは、太陽光でも硬化します。軒下での作業、西日が入り込む窓付近での作業には、工夫が必要です。
- 初期費用が高い: UV-LED照射器が必要になります。
- 光による影響: 硬化時に可視光線や紫外線を発生させるため、作業時はブルーライトカット付きUVカットメガネや手袋を着用する必要があります。
- 光の波長が合ってないと性能がでない:LEDライトはなんでもよいというわけではありません。その材料にあった照射機が必要です。必ずメーカーが指定するものを使用しましょう。
- 酸素阻害:酸素に触れている部分は硬化しにくい特性があります。
UVパテ(光硬化パテ)を使用する際の注意点
- UVライトの選び方:硬化させるためには、適切な波長と照射強度のUVライトを使用する必要があります。
- 安全対策: 作業時は、作業時はブルーライトカット付きUVカットメガネや手袋を着用してください。
目に入った場合は、直ちに大量の水で洗い流し、医師の診察を受けてください。
皮膚に付着した場合は、すぐに石鹸と水で洗い流してください。 - 保管方法: 直射日光を避け、涼しい場所で保管してください。
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- 大幅なコスト削減:従来の2液型パテのようなヒーターによる加熱が不要なため、光熱費を削減できます。また、乾燥待ち時間も大幅に短縮できるので、作業効率が向上し、人件費の削減にもつながります。
- ヒケの発生が少ない:光硬化パテは、光に反応する物質がなくなることで硬化収縮が終わるため、2液型パテのように作業後の「ヒケ」が発生することがほとんどありません。
- 優れた作業性:2液型パテと遜色ない作業性を実現しています。
- 無溶剤:溶剤を一切使用していないため、下地を痛めません。
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