近年、自動車鈑金塗装の現場で注目を集めているのがUVパテ(光硬化パテ)です。従来の2液性パテと比べ、硬化時間が圧倒的に速く、作業効率を大幅に向上させることができます。今回は、車のパテ付け(パテ埋め・パテ盛り)にUVパテを使用するメリットを5つに絞って詳しく解説していきます。
自動車のパテ埋めにUVパテ(光硬化パテ)をおすすめする5つの理由
1. 圧倒的な作業時間短縮!
UVパテの最大のメリットは、硬化速度の速さです。UV(紫外線)を照射するだけで、わずか数秒~数十秒で硬化します。従来の2液性パテのように硬化剤を混ぜて硬化するまで待つ必要がないため、作業時間を大幅に短縮できます。
硬化後はすぐに研磨作業に移れるため、 1日の作業量を増やす ことができ、生産性向上に大きく貢献します。
2. 作業工程の簡略化
UVパテは硬化剤を混ぜる必要がなく、 配合の手間や計量ミス がありません。また、パテベラなどの 洗浄も不要 なため、作業工程を簡略化し、作業者の負担を軽減できます。
3. 環境への配慮
UVパテは、 スチレンなどの有機溶剤を含まない ため、人体や環境に優しい材料です。作業環境の改善に繋がるのはもちろん、作業者の健康面にも配慮できます。
また、光硬化ぱては2液型パテと異なり硬化剤を混ぜる必要がありません。作業で余ったパテは缶に戻せるため、廃棄量を削減できるという点でも環境への配慮に優れています。
4. 高い仕上がり品質
UVパテは光を適切に照射した後の硬化収縮が少なく、 パテ痩せが起こりにくいため、美しい仕上がりを実現できます。また、一般的な2液型パテに比べて巣穴も発生しにくいため、高品質な塗装が可能です。
5. 経済的なメリット
UVパテは、一見すると2液性パテよりも高価に感じるかもしれません。
しかし、以下の点で長期的なコストパフォーマンスに優れています。
- 作業時間の大幅な短縮: 硬化時間が圧倒的に速いため、人件費や車1台当たりのトータルコストを大幅に削減できます。
- パテ廃棄量の削減: 硬化剤を混ぜる必要がなく、必要な量だけ使用でき、余ったものは缶に戻せるため、無駄が減り、廃棄量を削減できます。
- 錆の発生抑制: 下地への密着性に優れ、水分をほとんど通さないため、鉄などの錆の発生を抑制します。これは、2液性パテと比較して大きなメリットです。錆によるパテの浮きが発生しにくいため、お客様へ納品後のトラブルリスクを低減できます。
これらの要素を総合的に考慮すると、UVパテは初期費用は多少高いかもしれませんが、長期的に見ると経済的なメリットが大きいと言えます。
UVパテ(光硬化パテ)を導入する際の注意点
従来の2液性パテと比べて非常に高性能なUVパテですが、導入時にはいくつか注意すべきポイントも存在します。
まず、UVパテの導入には、UV照射器などの設備投資が必要となります。先ほど解説した通り、長期的には2液型パテと比較してもコストパフォーマンスに優れていますが、一定の初期投資が必要となる点に注意しましょう。
また、一言で「UVパテ」と言っても、用途や使用したい材質によってさまざまな種類があります。用途に合わせて、適切なパテを選ぶことが大切です。
さらに、UVパテは紫外線に反応して硬化するため、太陽光でも硬化が始まってしまいます。そのため、保管場所や作業環境には注意しましょう。
自動車のパテ埋めやパテ盛りにUVパテを使用する場合には、以下の三点に気をつけながら、適切な製品をチョイスしましょう。
- 初期投資をはじめとしたコスト面
- 用途に合わせた適切なパテ選び
- 日光の当たらない作業場所の確保
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まとめ
UVパテは、作業効率の向上、環境への配慮、高品質な仕上がり、経済性など、多くのメリットを持つ画期的な補修材料です。
ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
この記事が、UVパテ導入の参考になれば幸いです。