「パテ埋め?パテ盛り?そんなの簡単でしょ!」
「ただ凹みを埋めるだけじゃないの?」
…そう思っているあなた、ちょっと待ってください!
「パテ埋め、パテ盛りなんて簡単!?」…甘い!!プロでも奥深いパテ埋め・パテ盛りの世界なのです。
確かに、パテ埋めは鈑金塗装の工程の中でも基本的な作業の一つ。
しかし、実際には、「パテ埋め、パテ盛りなんて簡単!?」…考えが甘い!というのが現実です。
素人から見ると、一見単純作業に見えるが、実は奥が深く、プロでも完璧に仕上げるには、かなりの経験と努力が必要となる工程なのです。
パテ埋め・パテ盛りの真髄は、「研ぎ」にあり!
パテ埋めは、単にパテを盛るだけでなく、最終的に研磨して滑らかで美しい面を作り出すことが目的です。
精度よく平面を作ることも難しいのですが、さらには 3D 形状の面 もあります。
そして、その研磨作業の効率と精度を大きく左右するのが、パテ盛りの段階なのです。
まさに、「パテ盛りで研ぎが決まる」と言っても過言ではありません。
なぜパテ埋め・パテ盛りは難しいのか?
時として熟練の職人でも、失敗はつきものです。
しかし、プロとして、お客様に「完璧な仕上がり」を提供することは絶対条件
だからこそ、パテ埋めの失敗を迅速かつ確実にリカバリーする技術は、 鈑金塗装のプロにとって必須スキルと言えるでしょう。
では、具体的にどのような点がパテ埋め・パテ盛りを難しくしているのでしょうか?
1. パテの特性を理解すること
- パテには様々な種類があり、それぞれ硬化時間や硬化後の硬度、柔軟性などが異なります。
- 車種や損傷状態、気温や湿度などを考慮し、適切なパテを選択する必要があります。
- 硬化剤の配合量や混合方法、硬化時間の見誤りは、パテの硬化不良やヒケ、割れの原因となり、研磨作業を困難にします。
2. 下地処理を完璧に行うこと
- パテを塗布する面の錆、旧塗膜、油分などを完全に除去しなければ、パテが密着せず、剥がれや浮きの原因となります。
- また、下地の凹凸が大きい場合は、パテを厚塗りする必要が生じ、研磨に時間がかかったり、仕上がりが悪くなったりする可能性があります。
3. 熟練の技術でパテを盛ること
- パテを盛る際には、ヘラの角度や力加減を調整し、均一な厚さで滑らかに塗布することが重要です。
- パテの盛り方が悪いと、研磨に時間がかかったり、表面がデコボコになったり、パテ跡が目立ったりする原因となります。
- 特に、曲面や複雑な形状の部分にパテを盛る場合は、高度な技術と経験が必要です。
パテ盛りが研ぎに与える影響
パテ盛りが、どのように研ぎに影響するのか、具体的に見ていきましょう。
- パテの厚み: パテを厚く盛りすぎると、研磨に時間がかかり、削りすぎてしまうリスクも高まります。
- パテの硬さ: 硬すぎるパテは研磨しにくく、逆に柔らかすぎるパテは形が崩れやすいため、いずれも研磨の精度が落ちます。
- 表面の凹凸: パテの表面に凹凸があると、研磨にムラが生じ、平滑な面を得ることが難しくなります。
- フェザーエッジ(パテの境目): パテと塗料(ベースコートやクリア)との境目が滑らかでないと、研磨後に段差が目立ってしまうことがあります。
パテ埋め失敗の原因と症状:プロの視点
パテ埋めの失敗は、一見些細なミスが原因となるケースが多いです。
長年の経験から、プロがよく陥る失敗原因を以下にまとめました。
- 作業環境: 温度や湿度の変化によるパテの硬化不良、埃の混入による表面の凹凸など、作業環境が仕上がりに大きく影響します。
- 材料の選択: 車種や損傷状態に適したパテを選ばないと、密着不良や硬化不良、研磨性の悪さなどにつながります。
- 下地処理: 錆や旧塗膜の除去不足、脱脂不足は、パテの密着不良や剥がれの原因となります。
- パテの調合: 硬化剤の量や混合方法、硬化時間の見誤りは、パテの硬化不良やヒケ、割れの原因となります。
- 研磨作業: 力加減や研磨方向、番手の選択ミスは、パテの削りすぎや表面の凹凸、ペーパー目による仕上がりの悪化を招きます。
これらの原因によって、以下のような失敗症状が現れます。
- パテの剥がれ
- パテのヒケ・痩せ
- パテの割れ
- ピンホール・巣穴
- 研磨後の表面の凹凸
- 塗装後のパテ跡。パテキワの浮き出し
失敗例とリカバリー方法:プロの技を公開
ここでは、具体的な失敗例と、プロが実践するリカバリー方法を紹介します。
1. パテが剥がれる
原因
下地処理不足(錆、旧塗膜、油分の残留)、パテの選択ミス
対処法
- 剥がれたパテと周辺の旧塗膜を完全に除去
- 錆があれば、グラインダーやサンドブラストで徹底的に除去し、錆止め剤を塗布
- 脱脂剤で油分を完全に除去
- 車種や損傷状態に適したパテを選択し、適切な厚さで塗布
- 必要に応じて、プライマーを塗布して密着性を向上
ポイント
下地処理を徹底し、パテとの密着性を高めることが重要です。
2. パテがヒケる・痩せる
原因
パテの調合ミス(硬化剤過多)、パテの厚塗り、乾燥・硬化時間の不足
対処法
- ヒケた部分を研磨し、平滑にする
- パテを適切に調合し、薄く複数回に分けて塗布
- 十分な硬化時間を確保
- 必要に応じて、ポリパテなどを使い分け、ヒケにくいパテを選択
ポイント
パテは薄く塗り重ねることが基本です。硬化剤の量と硬化時間にも注意しましょう。
3. パテが割れる
原因
パテの調合ミス(硬化剤不足)、下地処理不足、衝撃、パテの柔軟性不足
対処法
- 割れたパテを完全に除去
- 下地を補強し、柔軟性のあるパテを選択
- 必要に応じて、ガラス繊維などを併用して強度を向上
ポイント
パテの種類や特性を理解し、適切な材料を選択することが重要です。
4. ピンホール・巣穴
原因
パテの混合不足、硬化不良、エア抜き作業の不足、パテを盛り過ぎ
対処法
- ピンホール部分をドリルなどで少し広げ、パテを密着させる面積を増やしてから、パテを充填
- パテを丁寧に研磨し、サーフェーサーを塗布して表面を滑らかにする
ポイント
ピンホールは、塗装後に目立つため、丁寧に処理することが重要です。
5. 研磨後の表面の凹凸
原因
研磨作業のミス(力加減、研磨方向、番手の選択ミス)
対処法
- 適切な番手のサンドペーパーで、凹凸を丁寧に研磨
- 必要に応じて、パテを再塗布し、研磨する
ポイント
研磨作業は、仕上がりの質を左右する重要な工程です。熟練の技術と経験が必要です。
6. 塗装後のパテ跡・パテキワの浮き出し
原因
パテの研磨不足、厚盛り
対処法
- 塗装を剥がし、パテを再研磨
- サーフェーサーを適切に塗布し、十分に乾燥させる
- 塗装は薄く複数回に分けて行う
ポイント
パテ跡が目立たないように、サーフェーサーを丁寧に塗布することが重要です。
失敗を未然に防ぐ!プロの心得
パテ埋めの失敗を減らすためには、以下の点に注意することが大切です。
- 作業環境の整備: 温度や湿度を管理し、埃やゴミの混入を防ぐ
- 材料の適切な選択: 車種や損傷状態、作業環境に応じて、最適なパテを選択する
- 丁寧な下地処理: 錆、旧塗膜、油分を完全に除去する
鈑金作業の過程で、凹凸を滑らかにする - 正確なパテの調合: 硬化剤の量を正確に計量し、均一に混合する
- 熟練の研磨技術: 力加減、研磨方向、番手の選択を適切に行う
- 十分な乾燥時間の確保: パテの種類に応じた乾燥時間を守る
基本的な乾燥時間は、鉄板等の素材が、60℃に上がってから●●分乾燥させるです - サーフェーサーの活用: パテ跡を目立たなくし、塗装の密着性を高める
こんなに難しいパテ埋め作業…もう悩まない! Glanz neo で解決!
「パテ埋め、パテ盛りは難しい…」
そう感じている方は、決して少なくありません。
しかし、諦めるのはまだ早いです!
これを解決してくれるのが、UVパテ「Glanz neo」です。
UVパテ「Glanz neo」とパテスケールがあれば、初心者でも、平面やプレスラインなどを簡単に作れます。
Glanz neo が選ばれる理由
従来のパテは、硬化に時間がかかったり、硬化剤の配合を間違えると硬化不良を起こしたりと、扱いが難しい面がありました。
Glanz neo は、UV LEDライトを照射することで瞬時に硬化するため、以下のメリットがあります。
- 作業時間の大幅な短縮: 従来のパテに比べ、硬化時間を大幅に短縮できます。
- 硬化剤不要: 硬化剤の配合ミスによる失敗がなく、誰でも簡単に使用できます。
- 優れた研磨性: 滑らかで美しい仕上がりを実現できます。
- リカバリーが容易: 万一パテ付けに失敗した場合でも、硬化時間が短いため、すぐに修正することができます。
Glanz neo は、従来のパテの課題を解決し、 作業効率と仕上がりの質を向上 させる、革新的なUVパテです。。
パテスケールでさらに簡単に
パテスケールは、パテを盛る際にガイドとして使用することで、 均一な厚さでパテを塗布 することができます。
Glanz neo とパテスケールを組み合わせることで、 初心者でも簡単に平面やプレスラインを作ることが可能 になります。

Glanz neo のメリット
- 作業時間の大幅な短縮: UV LEDライトで瞬時に硬化
- 硬化剤不要: 配合ミスによる失敗なし
- 優れた研磨性: 滑らかで美しい仕上がり
- 初心者でも使いやすい: パテスケールと組み合わせることで、簡単に平面やプレスラインを作成可能
- リカバリーが速くできる:パテの盛りが不足してても、数十秒で完全硬化するため、待機時間(長い乾燥)が必要ない
さらに、今ならGlanz neoのミニサイズを1週間お試しいただけます!これまで2液型パテしか使ってこなかったという方も、気軽にUVパテの使い心地と仕上がりを確かめることが可能です。気になる方はぜひお問い合わせください。
まとめ
パテ埋め・パテ盛りは、「研ぎ」で完成する作業です。
そして、その研ぎの質を左右するのが「パテ盛り」であり、パテの特性を理解し、下地処理を徹底し、熟練の技術でパテを盛ることが重要となります。
だからこそ、パテ埋め・パテ盛りは、簡単そうに見えて奥が深く、プロでも難しいと言えるのです。
この記事を読んで、「パテ埋め、パテ盛りは難しい…」と感じていた方も、Glanz neo を使えば、もう悩む必要はありません。
Glanz neo とパテスケールで、 初心者でもプロ並みの仕上がり を目指しましょう!